バブル崩壊で数億の借金を背負った両親は、
銀行員から「死ね!」と言われ土下座までさせられたらしい。
しかし、これが借金100億円とかになるとまるで変わってくる。
以前、ある100億円の借金をしたあるオジサンのお話を聞いた。
オジサンが銀行に、自己破産するかも、と話に行くと、
銀行員が
「お願いですから破産せずに返し続けてください。
お金はいくらでもいいですから。」
と言ってきたのだとか。
なぜかというと、破産されるとその100億円が不良債権になる。
100億もの不良債権だと、貸した側の責任問題も重要。
しかし、返済し続けている間は「不良債権」の扱いにせずに済むので、
銀行が国から怒られずに済むのだ。
そこでそのオジサンは、
「じゃあ、月10万円ずつだったら返しても良い」
と言うと、銀行側が、
「わかりました。それで結構です」
と言ってきた。
オジサンは、「もっと押せる」、と思い、
「やっぱり月1万円しか払えない」
と言ったら、銀行は、
「それでも結構です」
と言ってきた。
結局そのオジサンは、100億円の借金を、毎月1万円ずつ返している。
ちなみに、完済まで8万年以上かかる(笑)
嘘みたいな本当の話。
考えてみれば、お金を貸す側と返す側、
利子によって利益を得るのは、お金を貸す側なのだ。
なのに、借りるほうがペコペコするというのは変な話だ。