娘が言うことには、クラスのなかに、
人の嫌がることばかりする男の子がいるらしい。
娘も一時ターゲットにされて、毎日のように嫌なことをされてた。
どうやらその子は、
相手の嫌なことをして、その反応を楽しむタイプのようだ。
嫌がらせされて、それを先生に言うと、
「仲直りして、みんな仲良くしましょうね」
と言われるらしい。
もちろん、全く解決しない。
私はいつも娘に、
「誰とでも仲良くなるなんて考えなくていいよ。
でも、ケンカすることもない。
合わない人とは無理に話をしなければいいよ」
と言っている。
私は、小学校でいじめが起きる一番の原因は、
「みんな仲良くしましょうね」
という教育のせいではないかと思っている。
子供の立場からだと、
嫌なことをされる
↓
「みんな仲良く」しなければならないので、自分が我慢する
↓
嫌なことをする側は反応がほしいので、
その反応をもらうために更に嫌なことをする。
先生の立場からだと、
「みんな仲良く」が理想なので、
クラス内イジメを先生が認めたがらない
↓
見て見ぬ振りをする
ということが現場で起きているのだと思う。
自分も子どもの頃、イジメられるがわだった。
例えば、さっき書いたような、人に迷惑をかけてその反応を楽しむ人間もいる。
そういう人と「仲良くしよう」としたら、
それはこちらが我慢するか犠牲になるしか無い。
それは「友達」ではなく、ただの「都合の良い人」だ。
(大人だったらそういう人のいなし方も身につけてるかもしれないが、
子どもにはそこまで求められない)
そもそも学校のクラスなんて、
たまたま近くの同い年が集まっただけのものなので、
趣味も嗜好も人種も考え方も違う。
そんなところで「みんな仲良く」なんて出来るわけがない。
自分と合う人を探して友だちになればいいのだ。