「もし学校で、嫌なことされたり見たりしたら、パパやママに相談してね。
必ずあなたの味方をするから」
小学生の娘にいつも言ってること。
また、
「今日は学校ではどんな事があった?」
と、時々聞く。
子供がいじめを受けていても、親はそれを知らなかったということは非常に多い。
または知っていても、それほどひどいとは知らなかった、ということも。
実は子供は、いじめの相談を親にするのにはかなり抵抗がある。
理由としては、
・親を失望させたくない
・いじめられることを恥ずかしいことだと思っている
・親を通じて大事にされたくない
などなど。
いじめられてる子供は、
「自分に原因があるからいじめられてるんだ」
と思ってしまう。
なぜなら、学校でいじめがあった場合、
それを教師が全く気がついていないことはありえない。
なのにイジメが続いているということは、
教師が見て見ぬ振りをしているのだ。
自分がいじめられているとき、
小さい子供にとって絶対的存在である大人が止めないということは、
「先生がそうするということは、悪いのは自分なんだ」
と思ってしまう。
これは虐待も同じだ。
虐待を受けた子供は、
子供から見て、絶対権力者である大人がそれをしてくるんだから、
「そうされるのは自分が悪い」
と思ってしまう。
いじめに対してこういう思考をするようになると、
「いじめてきた相手が悪かったのではなく、自分に問題があった」
という諦めの感情から、
いじめてきた相手に怒りすら沸かなくなってしまう。
同い年の子どもにイジメられるより、
それを大人が見て見ぬ振りするほうが子どもに傷が残るのだ。
「大人が助けてくれないということは、私はいじめられて当然の存在なんだ」
と。
子どもには、「あなたは無条件で愛される存在だ」と、
何度も何度も伝えてあげよう。