「石橋を叩いて渡る」とは、
用心の上にも用心深く物事を行うことのたとえ。
しかし実は、「石橋を叩く」には2種類ある。
・渡るために石橋を叩くタイプ
この場合は、もともとの気持ちは「橋を渡りたい」なので、
気持ちはすでに橋の向こう側に居る。
早く渡りたいが、それをぐっとこらえて、より成功率を高くするために慎重に事を運んでいる。
そして真逆なのがこちら。
・石橋を叩いて、渡らなくて済む理由を探すタイプ
これは、「アラ探し」
本当はやりたくないので、
やらなくていい理由を探すために、
必要以上に石橋を叩きまくる。
傷ができるまで叩く。
そして傷を見つけたら、
「ほら、やっぱりこの橋はダメだ!」
と、やらないことを正当化する。
例えば、なにか行動しようと悩んでいるとき、
それにお金をかけるのが怖くて、
「やらないほうが良い理由」を徹底的に探そうとする。
今の時代、自分の求める情報は、それが真実か否かに限らず、ネットで簡単に見つかる。
つまり、「やるために調べる」のではなく、
「やらない理由を見つけるために調べる」に、
なってしまっている。
やろうとしている投資。
買おうとしている商品。
チャレンジしようと思う仕事。
参加しようとしているセミナー。
渡る前に石橋を叩くが如く調べるのは良いのだけど、
どちらの気持で石橋を叩いているのか。
もし後者の場合は、石橋を叩くより、
渡ったその先に待ってるものにフォーカスを当てるほうが大事。