テレビや雑誌に出たり、ツイッターなどでフォロワーの多い派手な投資家の中には、
「3年で資産を数百倍に!」
「100万円を1年で1億円に!」
などというキャッチコピーの人たちがたくさんいる。
しかし、ごく一部の例外を除いて、
殆どの人が最後には破産して退場してしまう。
でも、多くの人はこう思うだろう。
「ハイリスクで○億円儲けたんなら、
その後はローリスクな投資をすればよいのに」
確かにその通り。
しかし、現実的にはそれは不可能だ。
ハイリスクなやり方をすれば、
ハラハラしているときのアドレナリンや、
勝ったときのエンドルフィンが大量に分泌される。
一言で言うと、ハイリスク投資をしているときはとてつもなく気持ち良いのだ。
これはまさにギャンブル依存症。
なので、ハイリスクな方法で成功した人は、
成功したあともハイリスクな方法を選び続けてしまう。
仕手株に乗っかって数千万円を手に入れた、という人は、
最後には同じく仕手株で全てを失い、
信用取引で負債を負うこともある。
ツイッター等で、
「今日はハイレバレッジで100万円儲けました」
などの書き込みを見ると、
つい「自分も少しやってみようかな」と思うかもしれない。
殆どの人にとってそれは、一時的に成功しても、
最後は必ず破産に向かう道なのだと覚えておいたほうが良い。
ウォーレン・バフェットがこう言っている。
「ゆっくりと金持ちになりたい人はいない」
だから功を焦ってみんな失敗する。