「脳は、恐怖を感じるとバカになる」というお話。
そして、その対処法も。
人間は恐怖を感じると、脳が「古い脳」に切り替わる。
原始の脳なので行動力はあるが論理的思考は苦手。
なので、後から考えると、
「なんでこんなことしてしまったんだろう」という行動をとりがち。
これは本能的なものなので仕方がない。
じゃあ、恐怖を感じた時に論理的に動くにはどうすればよいのか。
それは、あらかじめ想定(覚悟)しておくこと。
想定外のことが起きると、人間は恐怖を感じる。
例えば、ドアを開けて知らない人が立っていたら恐怖を感じる。
しかし、「このドアの向こうに人が立っている」と知っていれば、ドアを開けても恐怖を感じない。
想定の範囲内だからだ。
このように、「こうなったらこうする」とあらかじめ決めておくと、パニックに陥りにくい。
例えば、地震が起きた時、日本にいる外国人は軒並みパニックを起こす。
しかし多くの日本人はパニックを起こさず冷静に対処できる。
なぜなら、日本人は子供の頃から「地震が起きたらこうする」と何度も教えられているので、地震は想定の範囲内だからだ。
またこれとは逆に、良いことが起きたときもパニックに陥って論理的でない行動を取りやすい。
だから、良いことが起きたときの覚悟も必要。