短中期投資で大事なこと2つ。
1、損切りをすること
2、1を忘れないこと
長期投資では下がってる時に買い増しすることがあるけど、短中期投資では基本的に、含み損が出てる時に買い増しすることが避けなければなりません。
私の受講生の話で、こんなことがありました。
(受講生了承済み)
彼はセンスが良く、講座終了後、半年で100万円ぐらい増やしました。
順調に進んでいるようでしたが、ある銘柄に投資した時、読みが外れて株価が下落しました。
ゆっくりとした下落だったので、いつでも損切りできたのですが、それまで勝ち続けてきたことで油断があったのか、損切りをしませんでした。
損切りは一度タイミングを逃すと、損切りすることが難しくなってきます。
毎日増えていく含み損を見続けて、彼が我慢の限界に来て損切りした次の日から、株価は上昇していきました。
結果、彼はコツコツ増やしてきた100万円の利益を、その一度のミスで半分ほど失うことになりました。
これは本当によくある話です。
そして、これは偶然ではなく必然的に起きるです。
最初の初動で読み違えた時、すぐに損切りモードに入ることが出来る人は、どんな相場になっても大損することはありません。
しかし、ほとんどの人はそれができません。
その人達は、我慢の限界に来た時に損切りすることになるのですが、それはみんな同じタイミングなのです。
だから、その人達が損切りした翌日から、株価は上昇していきます。
「だったら持ち続けてればよいのでは?」
と思ってしまうかもしれません。
しかし、持ち続けても、元の株価に戻る保証は何もありません。
仮に、1000円→600円と40%減少した銘柄があったとしたら、元の株価に戻るには67%上昇する必要があります。
600円*1.67=1002円。
そこまで上がるには、かなり長い時間が必要になるでしょう。
かつて任天堂の株価が8万円だった時に買った人は、15年経ってもまだ買値まで戻っていません。
戻るかどうかわからない物を持ち続けるよりは、読みが外れたものは早めに損切りして、次の銘柄を探したほうがよほど効率が良いのです。