言われてみればそうだよね

不労所得で7年ほどセミリタイアして子育てしてましたが、2018年から復帰して投資講座を始めました。

「知る」の3段階:知識、経験、そして腑に落ちる

本当の「理解」とは?知識が腑に落ちる3つの段階

「知る」にも段階があります。 個人的な見解ですが、「知る(理解する)」には3つの段階があると思っています。

知識が腑に落ちる3つの段階

  1. 第1段階:知識として知っている状態
  2. 第2段階:経験として知っている状態
  3. 第3段階:「腑に落ちた」状態

チョコレートでわかる理解の段階

理解の段階をわかりやすくするために、チョコレートを例にして説明しましょう。

第1段階:「チョコレートは甘いらしい」

本を読んで、「チョコレートは甘いらしい」と知識として知っている状態です。

第2段階:実際に食べて甘さを体験する

実際にチョコレートを食べて、その甘さを体験した状態です。 ただし、この段階でも「自分のもの」になったとは言えません

第3段階:腑に落ちる

チョコレートが胃(腑)に入り、消化・吸収されて自分の血肉になる状態です。 この段階になると、その甘さの本質が腑に落ちて、自分自身の感覚として理解できるようになります。


多くの人が第1段階で止まる理由

残念ながら、多くの人が第1段階で止まってしまいます。 本を読んだり人から話を聞くだけでは、まだ「分かったつもり」にすぎません。

「経験していないのに、知っているつもりになる」これが最も危険な状態です。

この状態では、たとえその知識が正しくても、理解が浅いため本質を捉えきれません。

第2段階:経験することで得られる価値

第2段階の「経験する」というステップは非常に重要です。 この段階で得られる体験は、知識を深め、次のステージに進むための土台になります。

第3段階:「腑に落ちる」瞬間

とはいえ、経験したからといって必ずしも腑に落ちるわけではありません。 何度も同じ経験を重ねる中で、ある日突然「そういうことか!」と気づく瞬間が訪れることがあります。


第3段階は言葉で説明できない境地

第3段階の「腑に落ちる」は、言葉で説明するのが非常に難しい境地です。 努力して理解しようとしても無理で、むしろ自然体でいるときに「ふと分かる」ことが多いのです。

「分かっているつもりだったことが、実は全く分かっていなかった」

ここに到達すると、それまでの「分かった気」でいた自分に気づきます。

自分で体験するしかない

「じゃあ、分かっている人がもっと深く教えてくれればいいじゃないか」と思うかもしれません。 しかし、第3段階の理解は、言葉や文字で伝えきれません

たとえば、美味しいラーメンを食べたとき、その感動を言葉だけで他の人に100%伝えるのは不可能です。 それと同じことなのです。


理解の本質は「体験」から始まる

結局のところ、自分で体験し、吸収することが理解の本質に至る唯一の方法です。