あなたはどっち?「石橋を叩いて渡る」2つのタイプ
「石橋を叩いて渡る」という言葉がありますが、 実はこの行動には2つのタイプがあると私は考えています。
石橋を叩く行為の2つのタイプ
1. 渡るために慎重を期して叩くタイプ
このタイプは、「橋を渡りたい!」という気持ちが最初からあります。 橋の向こう側にすでに気持ちはあるけれど、安全確認を怠らない慎重派。
- 目的は「無事に橋を渡ること」
- 早く渡りたい気持ちをぐっと抑え、しっかり確認して進む
石橋を叩くのはあくまで確認作業であり、前向きな行動です。
2. 渡りたくない理由を探して叩くタイプ
こちらは「最初から渡りたくない気持ちがある」タイプです。 石橋を叩くのは安全確認のためではなく、「渡らなくて済む理由を探すため」。
- 必要以上に石橋を叩いて傷を探す
- 小さな傷を見つけた瞬間、「ほら、やっぱり危ない!」と渡るのをやめる
その瞬間、「やらなくて済む理由」ができてホッとする自分がいるかもしれません。
「やらない理由」を探し始めたときが危険
このパターンは、投資やチャレンジの場面でよく見られます。
投資の場面での例
なにかに投資しようとするけれど、「お金をかけるのが怖い」という気持ちが芽生えると、 いつの間にか「やらない理由」を徹底的に探し始める状態になってしまいます。
その他の例
この思考は投資に限りません。
- 買おうとしている商品
- チャレンジしようと思っている仕事
- 参加しようとしているセミナー
最初は前向きに考えていたはずなのに、途中から「渡らない理由」を探す行動に変わってしまうことがあります。
「渡るために叩いているか?」を意識する
石橋を叩くこと自体は決して悪いことではありません。むしろ慎重であることは大切です。 ただ、そのとき自分がどちらの気持ちで叩いているのかを意識することが重要です。
「渡るために叩いているのか?それとも渡らない理由を探して叩いているのか?」
石橋を叩く行為の裏にある「気持ち」に気づけば、判断の仕方が大きく変わるはずです。