ハイリスクな投資をしていると、
毎日の投資結果に感情が大きく左右されます。
レバレッジの影響は想像以上に大きい
例えば、元手1000万円で信用取引を使い、3倍のレバレッジをかけた場合、
投資している銘柄が大きく動けば、
毎日、百万円単位の増減が発生します。
このような状況では、自分の器以上の金額を動かしているため、
成功しているときは、アドレナリンやドーパミンが大量に分泌され、
「万能感」に満たされるのです。
ハイリスク投資は麻薬のようなもの
実際、そういう状態の人に会ったことがありますが、
まるで薬物を摂取したかのようなハイテンションでした。
しかし、一度流れが悪くなると、感情の振れ幅も極端になります。
- 急に怒りっぽくなったり、
- 突然落ち込んで泣き出したり、
- 鬱っぽい状態になったりします。
連日、過剰なアドレナリンやドーパミンが放出されることで、
脳も疲弊してしまいます。
簡単に抜け出せない危険な罠
「投資を止めれば解決する」と思うかもしれません。
しかし、ハイリスク投資で得た興奮や快感は癖になりやすいのです。
一度ハマると抜け出すのは容易ではありません。
これは、ギャンブル依存症と同じメカニズムです。
重症化すると、自力で抜け出すのが難しくなり、
専門機関での治療が必要になることもあります。
結局、長くは続かない
そして、最も重要なのは、
たとえ一時的に成功したとしても長くは続かない、
ということです。
ハイリスクな投資を続ける限り、
いつかは必ず「大負けする日」が訪れます。
「でも、ネットで有名な◯◯さんは生き残っているじゃないか!」
そう思うかもしれません。
しかし、そういう人は極々一部の例外に過ぎません。
大多数の人は表舞台から姿を消し、
SNSやブログの更新が止まっています。
投資は長く続けてこそ意味がある
冷静にリスクを管理し、
無理のない範囲で運用することが、
最も確実な成功への道です。