言われてみればそうだよね

不労所得で7年ほどセミリタイアして子育てしてましたが、2018年から復帰して投資講座を始めました。

大きな決断で後悔しやすい2つのパターンとは?

物事で大きな決断を迫られたとき、多くの人が次のようなパターンに陥りがちです。

  • A:「悩みに悩んだ結果、行動に移さなかった。」
  • B:「悩まず即決して、すぐに行動した。」

実は、このどちらのタイプも、後悔する可能性が非常に高いのです。

こうした結果を見て、多くの人は「自分は運が悪い」と考えてしまいますが、実はそこには明確な理由があります。

Aのケース:「悩みすぎて行動できない」

悩む理由は、リスクとリターンを比較したとき、理性ではリターンのほうが大きいと分かっているからです。

リスクが明らかに大きければ、ほとんど悩むことなく「やめておこう」と決断できるはずです。

つまり、悩みに悩むということは、本来は「やったほうがよい」と頭では理解している証拠です。

しかし、それを邪魔しているのは恐怖などの感情です。

行動したほうが成功する可能性が高いのに、恐怖によってリスクを過大評価したり、行動しないための言い訳を無理やり作り出してしまうのです。

結果として、「あの時行動しておけばよかった・・」という後悔が生まれます。

Bのケース:「即決で大きな損失を出す」

即決した行動が大きな損失に繋がる可能性が高い理由は、大きな決断をする場面では、リスクとリターンを冷静に比較して悩むことが普通だからです。

即決できるのは、リスクの大きさに向き合わず、思考停止している状態だからです。

思考停止の原因は、多くの場合、リスクがあまりにも大きすぎて、冷静に判断することを無意識に避けているからです。

たとえば、スーパーでは数百円高い商品を買うか悩むのに、マンション購入の際には、数百万円のオプションを平気でつけてしまうという心理もこれに当てはまります。

成功者の即断即決は「思考停止」ではない

成功者の中には「即断即決」が得意な人もいますが、彼らは決して思考停止しているわけではありません。

  • 決断に慣れているため、驚くほど速く思考して判断している。
  • 「◯◯のときは△△をする」とルールをあらかじめ決めている。

大きな決断で悩んだときの対処法

一度立ち止まって、メリットとデメリットを事実のみ紙に書き出して客観的に見比べてみましょう。

すると、「本当はどうすべきか」が冷静に判断できるようになります。