10年後はわからない。でも、1ヶ月後ならわかる。
「10年後、その銘柄がどうなっているかは、誰にもわからない。
でも、1ヶ月後にどうなっているかなら、特定の条件下で、50%以上の確率で当てられる。」
これは、私が短期投資をしている理由の一つです。
未来を完全に読むことはできない。でも、勝率の高い選択を、淡々と積み重ねることはできる。
長期投資が難しい理由
本屋に並んでいる株の本の多くは「長期投資の指南書」です。
四季報、決算書の見方、PERやROEの分析、など。
でも正直、それで勝てるのはこういう人たちです:
- 得られる情報の量と質が違う機関投資家
- インサイダーすれすれの立場にいる人
- 数年放置できるだけの資金と精神的余裕がある人
- AIで0.3秒後に反応できるシステムを持っている人
つまり、私達のような一般人とは、持っている武器が違いすぎるんです。
一般人が戦える場所とは?
だからこそ、私は「一般人が戦える唯一の場所は、ロジックを守った短期投資」だと思っています。
短期投資の落とし穴
でも、短期投資にも落とし穴があります。
あれもこれもとテクニカル手法に手を出しすぎると、チャートを見ても正解がわからなくなる。
いろんな打ち方を覚えて、逆にまったく打てなくなったバッターと同じです。
「利益が出るなら、なぜ教えるのか?」の理由
「それで利益が出るなら、なぜ人に教えるの?」と聞かれることもあります。
答えは、マズローの欲求5段階説にあります。
私は長年、セミリタイアをしていました。生活も安定、時間も自由。でも、なぜか心が満たされない。
マズローでいうと、
①生理的欲求
②安全の欲求
までは満たされていました。
でも、以下の欲求が満たされていませんでした。
- ③所属と愛の欲求(社会的つながり)
- ④承認欲求(誰かの役に立ち、認められること)
- ⑤自己実現の欲求(使命感や生きがい)
だから私は、
「本当に誰かの役に立てること」
「実感を持って自分の人生を肯定できること」
をやると決めました。
投資で自由になるのはゴールではない
「安心して好きなことをやれる自分」になるための手段です。