親として、誠実でありたい──「子どもに謝る」という私の子育て観
私は、娘に対して自分が間違ったと思ったときは、
きちんと頭を下げて謝るようにしています。
たとえば、叱ったあとでそれが私の勘違いだったと気づいたとき。
あるいは、感情的になって言い方が強くなってしまったとき。
「さっきは◯◯な点で間違ってた。本来は□□すべきだった。本当にごめんなさい」
こんなふうに、自分の何が間違っていたのかをちゃんと説明し、
誠実に謝るようにしています。
相手が子どもであっても、「間違ったら謝る」──
この姿勢は、私の中で子育ての基本です。
最近、心に残る言葉に出会いました。
「子どもの反抗期の理想的な終わり方は、
『親が絶対的な存在ではない』と子どもが気づくこと」
それを読んで、「あぁ、それこそが私の目指していたことだな」と思いました。
私は、娘に対して“上から目線”にならないことを心がけています。
たとえば、娘が何かを成し遂げたとき。
「偉いね」や「よくできたね」という“評価する”ような褒め言葉ではなく、
「スゴいな!」と、ただ素直に、心からの感動を伝えるようにしています。
それは、「褒める」という行為が、無意識に“上下関係”を生むように感じるからです。
私は正直、子どもがどう育つかなんて、コントロールできるものではないと思っています。
でも、「親として、どう向き合うか」は、自分で選ぶことができます。
だから私は、日々、自分自身の態度を大切にしながら、
本質的には“対等な人間関係”を築くことを心がけています。
それが、私なりの子育てのかたちです。