私が強く意識しているのが、いわゆる 「アイメッセージ」と呼ばれる伝え方です。
つまり、何かをしてもらったときに、「偉いね!」と評価するのではなく、
「アイ(自分)」を主語にして、
「自分がどう助かったか」「どう感じたか」を伝えること。
たとえば、娘が家のお手伝いをしてくれたとき。
「偉いね!」というのは、もちろん肯定的な言葉ですが、
どこか「上から評価している」ような響きが出てしまうことがあります。
それよりも私は、
「ありがとう!お風呂洗ってくれたおかげで、きれいなお風呂で入浴できる!」
というふうに、自分の気持ちや実感を言葉にして伝えるようにしています。
これは、単なる褒め言葉とは違って、
子どもが「自分の行動が、誰かの役に立っている」と感じられるメッセージになります。
この考え方は、子どもに対してだけじゃなく、家庭全体にも当てはまります。
たとえば、妻が夕飯を作ってくれたとき。
「美味しい?」と聞かれる前に、
「このハンバーグ、メッチャ美味い!!」
みたいに、自分の言葉で全力で美味しさと感謝を伝える癖を付けています。
何かをしたときは、無償奉仕でやったつもりでも、
やっぱり、それに対するフィードバックが欲しいのは誰でも同じ。
言葉で簡単にできることなので、
ぜひ家族内での習慣にしてみてください。