投資においては、最初に「いつ買うか」(エントリー)のタイミングよりも、
実は「いつ利確・損切を行うか」のタイミングの方が重要です。
でも、それを妨げる要素が「その銘柄に対する予備知識」。
つまり、その銘柄を買った理由です。
例えば、Aという銘柄があったとして、
ネットのインフルエンサーがこう言っていたとしましょう。
「Aは今1000円ですけど、将来は3000円になりますよ!」
この言葉を信じてAを買った場合、
あなたのトレードスタイルが崩れてしまう危険性があります。
例えば、1000円で買ったAが900円に下がったとします。
普段ならここで損切りしていたかもしれません。
でも、インフルエンサーの「3000円になりますよ!」という言葉が頭に残っていて、
なかなか損切りができない。
株価が下がっても、 「彼が言ってるんだし、そのうち上がるだろう」 と思って持ち続けてしまうのです。
そして、当のインフルエンサーはと言うと、
もうAの銘柄のことは忘れて、別の銘柄をオススメしていたりします。
インフルエンサーだけでなく、テレビや雑誌で仕入れた情報でも同じです。
こういうふうに、自分ではなく他者主導でエントリーした銘柄は、
利確や損切りのタイミングも自分の判断でできなくなってしまいます。
だからこそ、「自分主導」の投資をするために、まずやるべきことは──