頭の中でどれだけ考えても、実際にやってみなければ何もわからない。
だからこそ、まずやってみることが大事だ。
私は縁日の射的が大得意だ。
大体は狙ったところにピンポイントで当てて、レア景品を手に入れることができる。
そのコツを娘に教えたら、彼女もすぐに当てられるようになった。
やり方はシンプルだ。
- まずは、正しく構えて、しっかり狙って撃つ。
- 初弾は「必ず外れる」と心得る。
- その結果をしっかり覚える。
例えば、狙った場所から10cm下に当たったなら、
次は10cm上を狙えばいい。
これを繰り返すことで、どんどん的に近づいていく。
射撃の世界では、この修正のことを「ゼロイン」と呼ぶ。
つまり、
「狙う → 撃つ → 外れる → 修正する」
このサイクルを繰り返すことが、的に当てる最短ルートになる。
ここで一番大事なのは、最初の一発を撃つこと。
そして、それが「必ず外れる」と覚悟しておくこと。
頭の中であれこれ考えていても、実際にどこに外れるかはわからない。
実際に撃って初めて、自分のズレが見えてくる。
これは射的だけの話ではなく、
投資でも、仕事でも、勉強でも同じだ。
まずやってみて、失敗して、その結果から修正する。
このサイクルを回すことでしか精度は上がらない。
逆に、考えるだけで動かない人は、いつまでも的に近づけない。
最初の一発を撃たないことが、実は一番大きな失敗になる。
まずやってみる。外れてもいい。修正すればいい。
外れを恐れて撃たないことは、本当にもったいない。