言われてみればそうだよね

不労所得で7年ほどセミリタイアして子育てしてましたが、2018年から復帰して投資講座を始めました。

「投資の自分ルール」を他人に説明することが出来ますか?

投資をしている人は、「投資の自分ルール」を他人に説明することが出来ますか?

多くの人は「投資の自分ルール」を持っていません。
もしくは、持っていても守っていません。

私は、株式投資における「自分ルール」は、交通ルールと同じだと思っています。

 

交通ルールは、「最も事故がない運転をするための仕組み」とも言えます。

 

例えば、「目的地に早く着く」だけを目的とするなら、制限速度も信号も一時停止も無視して、最大速度で突っ走るだけです。
運が良ければ目的地に最速で着くけれど、それまでに事故に遭う可能性がとても高くなります。

 

投資も同じで、もし「最速でお金を増やす」だけを目的とするなら、非常にハイリスクな投資をすることになります。
一発退場するほどの大損を避けるためには、自分でルールを決めてそれを守っていく必要があります。

 

ただし、交通ルールと決定的に違う点は、見張ってくれる人も罰則もないという点です。

 

そのため、自分でルールを守るという確固たる意志が最も大事になります。

 

しかし、それさえ出来ていれば、投資で大損をする可能性は限りなく低くなるので、資産を安定して増加させていくことが出来るようになります。

セミリタイアの誤解と真実

不労所得セミリタイアするって憧れの一つだと思うのですが、
実際に体験した人と話をすると、ほぼ全員が、


「セルフイメージ下がった」
「あの頃には戻りたくない」
「とても辛かった」


というネガティブな思い出を持っています。


これは私も同じで、「苦しい」の一言でした。


同年代の友だちに会った時にバリバリ働いてる姿を見たりして、
働いていない自分に劣等感を感じてしまうこともあったり。


お金を儲けるためだけに仕事してるんじゃないのですよね・・・


手塚治虫先生は最後に残した言葉が「頼むから仕事をさせてくれ」でしたし、
藤子・F・不二雄先生も、ペンを握ってドラえもんを書いてる途中で亡くなられました。


不労所得セミリタイアするのではなく、
お金に余裕ある状態で、
自分のライフワークとも言える仕事をやり続けるって、
一番幸せな状態だと思います。

ルールを決めておくと悩まない

人間、選択肢に悩むことは大きいなストレスになります。

そして、確固たる正解のない選択肢の場合、悩んでも無意味なのに悩み、そして選んだもので何か損をすることがあった場合、無駄な後悔をしてしまいます。

こういうときには、「こういうときにはこちらを選ぶ」という自分ルールを決めておくと「非常に」楽です。

例えば投資をしているときなど、エントリーするかどうかや、利確や損切のタイミングで迷うことが多くあります。
選択する度に毎回非常にストレスが掛かります。

利確や損切をしても、翌日に株価が上がれば激しく後悔することになりますし、エントリーした結果、翌日に株価が下がっても後悔することになります。

このときも、
「+◯%になったら利確する」
「-◯%になったら損切りする」
「◯◯の条件になったらエントリーする」
などのルールを定めて、これを必ず守る、と決めておくと、投資における大半のストレスが減少します。

もしこれで損が増大するならルールを検証して改正すれば良いだけです。

そして大事なのは、決めたルールを必ず守る、ということ。
大半の人は自分ルールを決めていても、「今日は特別」みたいな感じでルールを無視してしまいます。

一度決めたルールは必ず守る。
もしそのルールが合わなくなったら、
「今回だけルールを破る」ではなくて、
「ルールを新しく作り直して今後はそれを守る」にしなければなりません。

この考えができると、投資は本当に楽になります。
逆に、自分ルールが無いまま投資をするのは、非常に疲れますし、知らず知らずのうちに危険な投資法に手を出してしまうこともあるので、非常に危険です。

つまらない映画を見たときの正しい対処法

株式投資において、損切りは成功への近道です。
しかし、株価が下落しているときに、ついつい「もう少し待ってみよう」と躊躇して、損失を確定しないで保有し続けてしまうことがよくあります。
 
しかし、それこそ投資家にとっては不利益です!
損切りをすることで、投資家は損失を最小限に抑えることができ、資産を守ることができます。
 
例えば、つまらない映画を見たときにどのように対処するか、皆さんは考えたことがありますか?
 
映画を見ていて、早々に「これは駄作だ・・」とわかる時があります。こんな時どうしますか?
 
そのときに自分自身に問いかけてみましょう。
「本当にこれを見続けるべきかな?時間がもったいないのでは?」と。
もちろん、つまらなかったのは最初だけで、後半に面白くなるかもしれませんが、
前半で全く自分の趣味と合わなかったのに、
「ひょっとしたらここから面白くなるかも!」と根拠のない希望で見続けるのは、
多くの場合、時間の無駄遣いになります。
 
途中で映画館を出ても最後まで見ても料金は変わりませんが、貴重な時間をムダにすることを防ぐことができます。
 
投資においても同じで、損失を抱える株を保有し続けることは、あなたの投資の時間の無駄遣いになるのです。
 
だから、株価が下落している場合には、自分自身に問いかけてみてください。
「本当にこれを保有し続けるべきかな?自分の投資にとって良くないのでは?」と。
 
損切りは、短期投資において欠かすことのできない大切な行動であり、投資家にとって最も重要な決断の一つです。
もし損切りを躊躇してしまう場合には、映画を見ているときの自分自身に問いかけてみてください。
あなたの投資の健康を守るためにも、損切りをすることが重要です。

損切が、初心者よりベテランのほうが難しい理由

株の短中期投資で最も大事なのは、損切りと利確。
 
これらは、初心者のうちは難しくても慣れてくると簡単になる、
と思われるかもしれないが、実は逆。

投資の回数をこなせばこなすほど、利確や損切は難しくなってくる。
 
 
最初のうちは、自分で決めていたとおりに利確損切を出来ている人がいたとする。
しかし、やっていくうちに、
利確や損切の直後に暴騰して悔しい思いをしたり、
逆に損切をしなかったおかげで結果的に儲かった経験などが出来ていく。
 
もちろん、適切な利確損切をしたことで助かったほうが多いし、
しなかったことで損をした経験のほうが多いはず。
 
しかし人間は嫌なことはすぐ忘れる。
 
レアな体験で、かつ得をしたことは印象に残り、いつまでも思い続けてしまう。
 
 
そしてある程度のベテランになってくると、
利確損切すべきタイミングになったときに、
 
「でもあの時は利確損切した直後に~」
「でもあの時は損切りしなかったおかげで~」
 
などの記憶が、適切な行動決定の邪魔をする。
 
記憶だけに頼ると、レアな体験のほうが残ってしまうので、
そういう時は記録を活用する。
 
適切な利確損切をした時はどうだったか。
それをしなかったときに得をしたことと、
損をしたことのどちらが多いか。
 
付けた記録は自分の歴史。
その歴史を見て学ぶのは大事。

「好事魔多し」「泣きっ面に蜂」は同じ

「好事魔多し」「泣きっ面に蜂」
は、真逆のようで、実は共通点があります。
 
「好事魔多し」は、
調子が良いときこそ大きなミスをする。
 
「泣きっ面に蜂」は、
悪いことが連続して起きる。
 
私は、これらについて、
「自分の精神状態が平常時でないときに重要な判断をすると、
 痛い目を見ることになる」
と捉えています。
 
何度も書いてますが、
 
「大損をしたとき、
 実は最初のミスのときには、
 トータルで損をする金額の2割しか損をしていない。
 
 残りの8割は、最初のミスのあと、
 やけになって動いたことによる損失」 

なのです。
 

例:最初に200万円の損を出したあと、

  その後のヤケになった行動で、さらに800万円の損をする。

  そしてトータル1000万円の損をした、

 
これは投資に限らず、例えば、
「何か嫌なことがあった日に、車の運転が乱暴になって事故を起こす」
なども同じような例です。
 
「好事魔多し」の場合は、
「物事がうまく行ったとき、気持ちが大きくなってリスクの大きい行動を取ってしまい、その結果大きなミスをする」
ということです
 
どちらも、精神状態が平常時ではありません。
 
大きな損失をした時はもちろん、
大きな利益を得た時も、
一旦投資から離れて一息入れるのを強くオススメします。

少数派ほど声が大きい

人間は情報を調べる時に、
結論から逆算して調べる傾向があるそうな。
 
「○○の真実を知りたい!」というより、
前提として
「○○は□□に違いない!」
という思い込みが最初にあり、それをより信じるために、
「その裏付けを探そう!」
という感情になる。
 
そうすると、自分が信じたい情報に辻褄が合うものだけを取捨選択してしまうので、
あら不思議、まるでそれが間違いのない真実のように思えてくる。
 
これは何にでも当てはまる。
 
・アイドルのAさんが嫌い!
 ↓
・きっと他の人もそう思ってるに違いない!
 ↓
・「A 嫌い」で検索するといっぱい出てきた!やっぱり嫌われてるんだ!
 
逆にも当てはまる。
 
・アイドルのAさんが大好き!
 ↓
・きっと他の人もそう思ってるに違いない!
 ↓
・「A 大好き」で検索するといっぱい出てきた!やっぱり人気あるんだ!
 
 
 
インターネットが普及してから、個人でも世界中に情報発信できるようになった。
現実世界では少数派ほど声が大きいが、
ネットでは少数派ほど書き込みの量が多い。​
問題なのは、その情報に何の根拠も裏付けもないということ。
 
 
こうなると、感情的に決めたことが、
(都合の良い)証拠で固定化されちゃうんで、
何を言っても聞く耳持たなくなる上、
反論する相手にも攻撃的になってしまう。
 
 
アメリカが嫌い!!
 ↓
アメリカのやることは全部陰謀がらみに違いない!
 ↓
きっとアポロも月に行っていない!
 ↓
ネットを見ると証拠がたくさん出てきた!
 ↓
月着陸を信じてるやつは真実を知らないバカ!!
 
というかんじ。
 
 
さて、これは投資でも同じことがあって、
例えば短期投資してるときは、
現金を持っておくより何かの銘柄に投資しておきたい、
と思いがちになる。
 
そのため、
「このお金を投資する」
という結論が先に固まっており、
その根拠を無理やり探してしまう。
 
そうすると、今この銘柄に投資しないのはバカだと思えるほど素晴らしい情報が集まってくる。
そうではない情報があったとしても見えてこない。
 
こういうときは、決断の前に一晩ぐらい開けて、情報を客観的に見るのが大事。
 
 
あと、情報を発進する側が
「○○は□□だと信じさせたい」
という人を相手に、
それに合致する情報のみを発信することで、
いかにもそれが間違いのない真実であるかのように思わせることも可能ということ。

「勝ちたい」という欲望が邪魔をする

SNSで投資家のフォローをしてはいけない理由がもう一つ。
「○百万円増やした!儲かった!」的な報告を見ると、自分も同じようにしたくなってしまう。
 
そして、自分のスタイルではない無理な投資をしたり、逆に知らない株にエントリーしたりしてしまう。
 
株式投資において、他の人がリアルタイムで行っている投資の情報を知ることは、邪魔になるだけで役には立たない。
「過去にこんな投資をしました」というのは勉強になるから良いが。
 
 
「『勝ち』は、ただの結果。
 『勝ちたい』と思う欲望は、
 その結果を得るために邪魔になる」
 
とは、雀鬼桜井章一さんの言葉。
 
本来あるべき姿への方向を見て、本来あるべき形にしていく。
その流れに沿って動けば最終的に結果はついてくるのに、欲で目がくらむと、それができなくなる。
 
「勝ちたい」という欲望がそれを邪魔する。
 
これは株式投資でも同じ。
ルールに従って粛々と動くだけなのに、そこに感情が入ると、余計な思考が行動の邪魔をする。

損切りできなくなる理由

投資においては、最初に買うタイミング(エントリー)よりも、
利確・損切を行うタイミングのほうが大事なのだが、
それを妨げるものがある。
 
それは、その銘柄に対する予備知識だ。
つまりその銘柄を買う理由になったもの。
 
例えば、Aという銘柄があったとして、
それをネットのインフルエンサーが、
 
「Aは今1000円ですけど、
 将来は3000円になりますよ!」
と、オススメしてたとする。
 
それを信じて買った場合、
自分のトレードスタイルが崩れてしまうおそれがある。
 
 
1000円で買ったAが900円になった。
本来なら損切すべきポイントなのだが、
前出のインフルエンサーの言葉が頭に残り、
損切することが出来ない。
 
下がっても下がっても、
「3000円になりますよ!」の言葉が頭に残っているので
持ち続けてしまう。
 
そして、当のインフルエンサーはと言うと、
もうAの銘柄などは忘れて、
別の銘柄をオススメしていたりするのだ。
 
このように、エントリーした理由が自分ではなく他者主導によるものだと、
自分が決めたタイミングで利確損切りすることができなくなってしまう。
 
自分主導の投資をする上で真っ先にすることは、
SNSで自称投資家のフォローを全て削除することだと思う。

痛い目を見ても教訓にならない理由

「痛い目を見たら教訓になる」
よく言われるが、ならないことが多い。
 
では、
「痛い目を見た時」
「おいしい思いをした時」
どちらのほうが印象に残るか?

 

痛い目を見たほうが記憶に残るだろう、と思いがちなのだが、
実際には、おいしい思いをしたときのほうが強烈に印象に残るのだそう。
 
痛い目を見たときは、嫌な記憶なので脳はすぐ忘れようとしてしまい、
実は教訓になることは少ない。
 
しかし、おいしい思いをしたときは強烈に記憶に残ってしまい、
たとえそれがかなりレアな事案だとしても、それを追い求めてしまう。
 
ギャンブルで大勝ちした人がハマってしまう理由がそれ。
 
ギャンブルでは、ほとんど負けるので痛い目を見ているのだが、すぐに記憶から消される。
そして極々稀にある大勝ちの記憶は強烈に残る。
 
そして、その極レアの勝ちを追い求めて、リスクの高いギャンブルをし続けてしまうという寸法。
 
大勝ちをしたときこそ、それを忘れてしまわなければならないのだけれど、人間の脳はそう出来ていない。
 
であれば、痛い目を見たときの記録をきちんと残して、それを定期的に見直すことで教訓にするしか無いのだ。

短期投資で失敗するパターン

短期投資で失敗するパターン
 
・最悪の想定をしていない
 →最悪の事態になったときに冷静に動けない
 
・ネットで話題になっていた銘柄に手を出した
 →仕手株や高騰しすぎな銘柄の可能性が高い
  下落の兆候が出たときに大暴落を繰り返す
 
・決めていた投資額を大幅に超えて投資した
 →暴落したときに予想を超える金額のマイナスになった
 
と、これは大損する時のパターンだが、
厄介なことにこれはそのまま、
予想外に大勝ちする時のパターンでもある。
 
つまり、大勝ちと大損は表裏一体で、
どちらも無謀な投資をやった結果。
しかし、大勝ちを狙って投資すると、
99%は大損になる
 
短期投資の基本はとにかく損を小さくすること。
負けを減らすことだけに集中してもいいぐらい。

投資ルールは交通ルールと同じ

「含み損がどんどん大きくなって、
 損切条件を超えたけど損切りできなかった。
 

 でも我慢して待っていたら急に上がってきて、
 結果的に利益を得ることが出来た」
 
 

ラッキーに思える出来事ですが、
この行為は将来的に大損をする危険信号。
 
「ルールを守らなかったら良い結果を得た」
ということは、
「ルールを守らないほうが良い」
という学習をしてしまう。
 
もしくは、
「損切はしないほうが良い」
という間違ったルールが出来上がってしまう。
 
「ルールを守らないほうが利益を得られた。
 次からはルールを無視しよう」
と言うのは、
 
「信号を守らなかったほうが目的地に早く着いた。
 次からは信号を無視しよう」
と言っているのと同じ。
 
それは「たまたまうまく行った」だけの話であって、
長い目で見ると危険極まりない行為をしていることになる。

投資で損をするのはこのパターン

ハイリスク・ローリターンの投資をする人が多い。
 
投資の基本はハイリスク・ハイリターンなのだが、
投資で損をしている人は、
ハイリスク・ローリターンをやり続けている。
 
例えば、
リスクの高い市場に参加して、
+5000円、+1万円、と小さく勝ったかと思えば、
一発で-10万円とかやらかして大損をしてしまう、
というもの。
 
ナゼこうなるのかというと、
難しい相場なのに無理に参加し、
少しでも含み益が出たら怖がってすぐに利確。
 
なのに、含み損が出たときは損切りせずに持ち続け、
我慢の限界になったところで損切りする。
 
そんなことを繰り返すから。
 
もしこれに心当たりがあるなら、
こうしてしまう根本的な原因(メンタル)を解決しないと、
投資を続ければ続けるほどマイナスになっていく。

投資において未来予測はムダ

投資において、未来予測は難しい、と言うか出来ない。
それはナゼか?
 
毎年年末年始になると、専門家が
「今年の日経平均はこうなる」
みたいなのを言ってるけど、
当たるか当たらないかは運任せ。
 
経済を何十年も勉強している専門家でさえそうなのだから、
一般人が予測しても無意味。
 
例えば、プロ野球の順位予測。
元プロの人たちが各球団のキャンプに足を運んで予想するけど当たらない。
 
なぜ投資も順位も当たらないのかというと、
「何事もなく平穏無事に去年通りの成績を出せたらこうなる」
という予測だから。
 
実際にはコロナで離脱者も出れば、怪我人も出る。
今までの実績からかけ離れた成績を出す選手もいる。
 
ロシアが戦争を起こしたり、
異常な円安になったり。
 
このような事が何もなければ予想はあたっていたかもしれない。
 
でも、平穏無事に一年が終わる確率はかなり低い。
ましてや、5年後10年後の経済予測なんて、
その間ずっと平穏無事に過ぎるとは考えられない。
 
逆に言えば、「何事も起きないだろう」と思われる期間であれば、当たる率が高くなる。
 
だから、数日先からせいぜい1ヶ月ぐらい先までなら、
「何事もなければこうなっているだろう」
という予測が当たる率が高くなる。

経験が役に立たない理由がこれ

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
という言葉があります。
 
私の解釈では、
 
ここで言う「経験」とは、
自分が覚えているもの、
つまり「記憶」であり、
 
ここで言う「歴史」とは、
事実を記したもの、
つまり「記録」である、
 
と捉えています。
 
 
つまり、
 
「愚者は『記憶』から学び、
 賢者は『記録』から学ぶ」
 
となります。
 
 
人間の記憶はあてにならないもので、
しばしば都合の良いように書き換えられたり、
嫌なことは忘れてしまったりするのです。
 
これは脳の仕組みなので仕方がありません。
 
これは遥か昔の記憶に限ったことではなく、
つい最近の記憶まで改変されてしまいます。
よって、この記憶をもとに学ぶことは役に立ちません。
 

つまり、「私の経験上、○○だ」
というのは、役に立たないのです。

 

しかし事実を記した記録は違います。
こちらを元に学んでいく必要があります。
 
私がいつも、「自分の投資を全て記録するべき」と言っている理由がこれ。
 
記録を見返すと、ほんの一ヶ月前のものでも、
「あれ?こんなのあったっけ?」となります。
 
それぐらい人間の記憶は曖昧。
特に、ミスをした(痛い目を見た)トレードについては、
脳はすぐ忘れてしまう。

 
しかし、その忘れたかったミスの記録にこそ、
学ぶべきところがたくさんあるのです。