運が良い人と悪い人の決定的な違いとは?
「禍福は糾える縄の如し」(幸運と不運は交互に来る)
と言うことわざがあるが、
しかし、実際には幸運と不運が交互に訪れることはない。
むしろ、幸運が長く続いた後、不運が長く続くこともあり、どちらかに偏ることのほうが多い。
幸運と不運の「流れ」
例えば、サイコロを何度も振ると、長い目で見れば、それぞれの出目の確率は1/6に近づいていく。(大数の法則)
しかし、その記録を見てみると、次のようなことが起こる。
- 20回連続で「1」が出ないこともある。
- 逆に5回連続で「1」が出ることもある。
幸運と不運は交互に来るのではなく、まとまってやってくる。
運の流れを活かす
幸運が来たときは、それがしばらく続くと考え、思い切って勝負する。
逆に、不運が続いているときは、それもしばらく続くと想定し、無理に行動を起こさず被害を最小限に抑えることが重要。
「天運」と「地運」
こうした人間の手に及ばない運を「天運」、それに対して努力次第で変えられる運を「地運」と呼ぶ。
天運 | 地運 |
---|---|
時代の流れや社会情勢など、個人ではコントロールできないもの。 | 知識やスキル、人脈など、個人の努力で高められるもの。 |
天運と地運の具体例
例えば、地震が起きるかどうかは天運だ。
しかし、日頃から防災対策をしていれば、命を守ることができる。
これは、努力によって引き寄せた「地運」と言える。
本当の実力が試されるのは「天運が悪いとき」
天運が良いときは、誰でもうまくいく。
しかし、本当の実力が試されるのは、天運が悪いときだ。
準備が運を引き寄せる
また、天運に恵まれたとしても、準備不足ではチャンスを活かせない。
だからこそ、いつ幸運が訪れても良いように、常に備えておくことが大切。
株式投資に置き換えると?
株価がどう動くかは天運だ。上がるかもしれないし、下がるかもしれない。
しかし、事前に「こうなったらこうしよう」とシナリオを考えておけば、幸運を掴むことも、不運を乗り切ることもできる。
天運は天に任せ、地運を鍛える
この二つを意識することで、投資でも人生でも、うまくいく確率を大きく高めることができる。