多くの法則や事象には、100%そうというわけではなく、必ず例外がある。
例えば株式投資には、テクニカル指標と呼ばれるものがある。
「◯◯が形成されたときには■■に動く」
みたいなもの。
100%うまくいく方法を探してもそんなものはないし、
「私は100%うまく行かないならやりたくありません」
と言う人は何もできなくなってしまう。
例えば、70%上手くいく方法があったとする。
その確率なら、それはかなり有望なもの。
しかし今はネット社会。
ネットで検索すれば、残り30%の例がわんさか出てくる。
「7割成功すると言うからやってみたのにダメだった!
あの確率は嘘でこの方法はクソ!!!」
みたいな。
しかもそのネガティブな感想は、ポジティブなものより感情がこもってて熱意のある文章だ。
(何事も、アンチの方が熱心なものなのだ)
そしてネットでは、少数派のほうが「この思いを誰かに伝えたい」という気持ちがあり、書き込み数などが多くなってしまう。
また、それをメディアなどが面白おかしく取り上げることで、
「この少数意見こそが真実だ!」
という世論が形成されてしまうことがある。
(HPVワクチンの副作用などがその例)
100%の法則や事象はない。
なので、そういうものを紹介したときなどは、すぐに
「でもネットで調べたら◯◯という例外もあります!」
と来るかもしれないが、あくまでそれは例外なのだ。
もしあなたがその癖があるのなら、
それは自分の中だけにとどめておいたほうが良い。