近年まれに見る仕手株を外野から眺めてたけど凄かった・・・
株価が分割を繰り返すたびに安くなったことで、次々と参加者が増えて大規模な値動きに。
数百万円の借金をしてしまう人まで出た模様。
確かに、ツイッターで投資家が話題に出して、「私はコレで○億円増えた!」とか言ってると買いたくなる気持ちはわかる。
ただ、そういう人たちは極初期に参入したのであって、話題になってから参入してもリスクの割に旨味は少ない。
また、もしかしたら仕手株の片棒を担いでいる可能性もある。
派手に増やしている投資家さんたちを見ていると、
「あまり注目されていないマザーズ市場などの低位株を買い集め、高騰するのを待つ」
とやってる人が多い。
それならば、と、初心者の人がそれを真似てみようとするのは辞めたほうが良い。
まず、圧倒的にリスクが高い。
確かに何倍にもなる可能性があるけど、その可能性はかなり低い上に、あるとしてもいつになるのか全くわからない。
そしてそういう不確かな情報に惑わされた人が集まってくると、自然と信用買いが増える。
信用買いが増えると長期で持つ人の率が少ないので、暴落したときの下落率が大きくなる。
-10%程度じゃなく、連日ストップ安を繰り返し、一気に1/5とかの値段になることも珍しくない。
なぜこういう株に参加する初心者が負けやすいのかというと、脱出ラインを決めていないから。
増えたら増えたで「含み益が◯◯万円だ!」と喜ぶだけで利確しない。
そして、減っても損切りしないので、限界まで堕ちたときにようやく「あのときに逃げておけばよかった」と後悔するはめになる。
まあ、仮に、「+10%か-10%で脱出」と決めていたとしても出来ない人がほとんどだろうけど。
決めていた株価になったときに速やかに脱出できるほどルールを守れる人は、そもそも仕手株なんて怪しいものに手を出さないだろう。
私は、株式投資をするなら東証1部で出来高の多い銘柄だけで十分だと思う。
+10%とかで良ければそういう銘柄でもすぐに増やせるし、暴落時にも値段がつかないほどのストップ安になる可能性はかなり低い。
大事なのは、「大損しにくい」ということなのだ。
大損さえしなければやり直しがきく。
もちろん、そういう銘柄だけを狙うのだから、「1年で100万円が1億円に!」などのように爆発的に増やすことは出来ない。
上手に動いて、せいぜい年に+100%ぐらいだろう。
しかし、むしろそれ以上何を望むのかと言いたい。