株式の長期投資と短期投資においての最も大きな違いは、
・長期投資は、最終的には絶対に勝たなければならない
・短期投資は、負けることも前提
長期投資は何十年のスパンで考えるものなので、
最終的には勝って終わらなければなりません。
例えば20~60歳まで投資し続けた人がいたとして、
40年間の投資の結果が大負けなら目も当てられません。
よって、「必ず利確して終わる」のが第一目標なのです。
もし「いつまで経っても含み益にならない」という場合、
何年か先まで利確を先延ばしにしなければなりません。
つまり、「そのお金がなくても生活に問題ない」というお金で
長期投資をしていく必要があります。
さて、短期投資の場合は、勝ちと負けは混在します。
勝率は良くて60%ぐらいでしょう。
こちらはテクニカル分析を使った、
「○○の形になったときには、△△の動きになる可能性が高い」
という、確率を元にした投資です。
あくまで「可能性が高い」ですので、
100%勝つことはありえません。
例えば、ある実験結果では、
人間は丁字路に追いつめられると、70%ぐらいの人が左に曲がるらしいです。
ということは、仮に、
「この人はどっちに曲がるか?」という賭けがあったとしたら、
毎回左に賭けておけば70%勝つということになります。
ですが実際にやると、
5人連続で右に曲がった、ということもあるかもしれません。
しかし、回数を増やせば増やすほど、
左に曲がる人の割合は70%に近づいていきます。
サイコロに例えると、
振って1が出る確率は1/6ですが、
3回連続で1が出ることもあります。
ただ、振る回数を増やせば増やすほど、
それぞれの目が出る確率は1/6に近づいていきます。
これを大数の法則といいます。
短期投資においては、
100%勝とうとするのではなく、トータルで勝っていれば良いのです。
そのための、
「○○のときは、△△になる可能性が高い」という法則をたくさん学んでいくのが、
株式における短期投資です。
ですので、短期投資はトレードルールさえきちんと構築できれば、
そして、それを徹底的に守ることが出来れば、
やればやるほど利益が積み重なっていくものです。
これらのテクニカル分析における「法則」は、
一度学んでしまえば生涯使うことのできる不変のものです。
ただし、この法則が成り立つのは、「平常時のみ」です。
例えば、左の道路が工事中で細くなっていたら、
左に行く人は少なくなるでしょうし、
また、大勢の人が一気に右に動いたら、
あとに続く人も一斉に右に動きます。
「普段と違う状態になっている」というときには、
短期投資をしてはいけない理由がそれです。
また、このルールを使いこなすには訓練が必要です。
「○○のときは△△に動く可能性が高い」と分かっていても、
欲や恐怖でそのとおりに動けなかったり。
使いこなすためには、メンタルの訓練も必要になります。