娘の勉強を見ていて、つくづく思うのは、
「頭が良い = 勉強がよくできる」
ということではないのだなということ。
うちの娘は勉強熱心だが、特別頭脳が優れている、というわけでもない。
中には、一度聞いただけでスラスラ問題が解けるようになる子もいるらしいが、
娘は何度も同じ問題をやることで覚えていく。
何が言いたいかと言うと、
学習に必要なのは集中力と効率よく勉強をする能力で、
それを身につけるためには、
「勉強する」ということに慣れていないと難しいということ。
例えば、地頭の良い子は、
小学生の間は勉強なんかしなくても毎回100点を取る。
その中には、高校受験が近づいてから初めて勉強をした、
という人もいるかも知れない。
しかし、今まで勉強したこと無いから、
どうやって良いのかわからない。
実は、「ドラえもん」でも似たような話があった。
のび太が、今の記憶を残したまま幼稚園児に戻る。
頭の中は10歳なので、天才少年だ!と、もてはやされる。
しかし、それに甘えて、前の人生よりももっと勉強をしなくなってしまった。
そして、同じ10歳になったときには、
アドバンテージもなくなり、
元よりも成績が悪くなってしまった、というお話。
勉強の中でも、特に国語は大変だ。
もし、それまで漫画以外の本を読んでこなかった子なら、
長文を読み解くのに大変苦労するだろう。
ならば、幼児向けの本から読んでいけばよいのだが、
受験の時にそんな時間もない。
長文読解の力もそうだが、
それをするための集中力は、
一朝一夕で身につかないものだ。
なので、少なくとも、幼児の頃から本を読む癖をつけておくと、
受験勉強もかなり楽になるのではないだろうかと思う。